エムエスツデー 2009年6月号

遠隔監視ソリューション/Webロガーによる遠隔監視例

アプリケーション No.1
焼き物工場の遠隔監視

焼き物工場の窯の温度監視と記録・帳票のFAX通報、さらに温度異常が発生したときに音声通報するアプリケーションです。

一般公衆回線を利用したWebロガーによる遠隔監視例

焼き物工場で、遠隔で窯の温度監視を行います。

温度センサは熱電対を使用し、現場で直にリモートI/O R5シリーズの熱電対入力カードに接続します。計測データは、ネットワーク(ModbusRTU)経由で現場のWebロガー(形式:TL2W2に入力されます。

Webロガーでは、1分間隔で7日間分データを蓄積できインターネットのブラウザ画面で、離れた場所から温度のトレンドグラフを監視できます。日報形式ならば11日分の保存ができます。また日報・月報はFAXで定時通報することもできます。

異常な温度を測定したときは、電話による音声通報を行います。通報された担当者はパソコンからダイヤルアップ接続してWebブラウザでトレンドグラフや現在値を確認することができます。

アプリケーション No.2
食品工場の洗浄用洗剤タンクの遠隔監視

洗浄タンクの貯蓄量の監視や記録そして音声通報を行います。さらにユーザー固有グラフィック画面により、目視による残量管理ができるアプリケーションです。

PHS(無線)を利用したWebロガーによる遠隔監視例

4基の洗剤タンクの貯蓄量の監視を行い、タンクの残量が少量になってきたら管理者へ音声で連絡します。

Webロガー(形式:TL2W2)には洗剤タンクレベル信号(DC1~5V)を入力します。洗剤タンク容量の表示はWebロガーの付属の演算ソフト(形式:TL2POL)を使用して底面積×水位信号で算出します。

この結果をトレンドグラフで表示したり、ユーザー固有のグラフィック画面上の洗剤タンクの写真の上に容量をデジタル表示します。また、日報・月報によりデータを管理することにより季節ごとの消費量を予測することも可能です。

貯蓄量が設定した基準値を下回った場合には担当者へ音声通報を行いますので、いつも一定の量を確保することができます。


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