2004年10月号

エム・システム技研における
製品検査用計測器の精度管理について

(株)エム・システム技研 製造部
 
は じ め に
 常日頃エム・システム技研製品をご愛顧いただき、ありがとうございます。
 エム・システム技研は、お客様に信頼性の高い製品をご使用いただけるよう、製品検査用計測器の管理を徹底しています。
 今回は、エム・システム技研における製品検査用計測器の精度管理の現状ついて、簡単にご説明します。

計測器の精度管理について
 エム・システム技研が製品の検査に使用する計測器は、生産協力会社への貸し出し分も含めて約300台あり、すべてが定期的に校正され、常に正確な値を表示出力するよう管理されています。
 校正周期は7か月または13か月であり、計測器の安定度に応じてそのどちらかに決め、自社であらかじめ規定した方式に沿って管理しています。

計測器の校正について
 今から約15年前までは、エム・システム技研が自身で検査用計測器の校正を行っていました。しかし、生産台数の増加に伴う検査用計測器の増加、それらの校正作業、校正用標準器の管理などに要する人員の確保などを考慮した結果、徐々に校正作業を外部へ委託するようになり、現在ではすべての校正業務を外部(大半は、オリックス・レンテック(株)殿)に委託しています。
 校正された計測器については、すべて校正資料(試験成績書、校正証明書、トレーサビリティチャート)を入手しています(図1)。

製品検査のトレーサビリティについて
 お客様からの製品検査についてトレーサビリティ確認のご要求に対しては、まず製品のSER No.から検査日および検査設備を特定します(図2)。また、当該製品の検査成績表に記載されている検査設備番号からも特定できるようになっています(図3)。
 該当する検査設備に含まれる計測器の中から当該製品の検査に使用した計測器が分別でき、その校正資料(試験成績書、校正証明書、トレーサビリティチャート)を確認できます。
 トレーサビリティ資料は、製品の検査成績表、校正資料(試験成績書、校正証明書、トレーサビリティチャート)から構成され、ご要求に応じてお客様のお手元にお届けしています。

お わ り に
 以上が、エム・システム技研における製品検査用計測器の精度管理のシステムです。
 エム・システム技研は、精度を中心とする製品の品質管理を確実に実施し、信頼性の高い製品をご提供するべく取り組んでいます。今後ともエム・システム技研製品をよろしくご愛顧願います。■
 
 
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