エムエスツデー 2020年4月号

電力監視コンポーネント、表示器

Products Review
IoT4兄弟とリモートGP®のご提案 その3

IoT4兄弟とリモートGP®のご提案 その3

IoT4兄弟

納入例1 金型のメンテナンス管理
納入例2 作業指示書のペーパレス化
納入例3 裁断機の遠隔監視
納入例4 異なるメーカー、異なる装置の同時監視

納入例1 適用分類【対象:工場】【用途:予知・予防保全】
金型のメンテナンス管理

タブレットで金型管理

射出成形工場で金型を管理する場合、ショット回数(製品の成形回数)やメンテナンス時期、保管場所など多くのデータを記録する必要がありますが、現在でも多くの工場では手書きによって記録しています。このような場合、RFタグ(*2)タブレットレコーダを組合せればデータを自動的に記録することができます。また、あわせてリモートGPを使用すれば、タブレットレコーダで記録した管理データを PCやタブレットの画面で監視することができます。

金型のメンテナンス管理

金型のメンテナンス管理 図

(*1)RFID(Radio Frequency IDentification):電波を用いてRFタグのデータを非接触で
    読み書きするシステムです。
(*2)RFタグ : メモリが内蔵された記憶媒体。電波により読み書きすることができます。

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納入例2 適用分類【対象:工場】【用途:工場管理】
作業指示書のペーパレス化

作業進捗管理と作業指示書の自動化

セル生産(*3)では、オペレータひとりひとりの作業時間を平準化することで生産効率が向上します。しかし、オペレータが紙の作業指示書にしたがって組立作業を行っている場合は、作業進捗を確認できないため、作業時間にバラツキが発生します。このような場合、リモートGPを使用すれば作業指示サーバとピッキングシステム(*4)の情報を組合せて画面に編集し、組付け順番や作業進捗をタブレットの画面でグラフィカルに表示することができます。オペレータがそれを見て確認しながら作業を行うことによって、作業時間を平準化できます。

作業指示書のペーパレス化

作業指示書のペーパレス化 図

(*3) セル生産 : 1人または少数の作業者チームで製品の組立て工程(または、さらに検査)を行う生産方式。
(*4) ピッキングシステム : 部品の取出し作業を効率化するシステム。

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納入例3 適用分類【対象:装置】【用途:遠隔監視】
裁断機の遠隔監視

装置情報とカメラ映像を同時監視

装置メーカーは販売した装置の状態を常に把握し、装置異常、装置停止の状態が発生すれば、いち早く復旧させなければなりません。しかし、現場の状況が把握できないために軽微な異常であっても現場に出向き、装置の状態を把握してからでないと対処ができませんでした。このような場合、リモートGPデータマルを組合せることで、装置の異常や停止の発生について詳細な情報を、メールによっていち早く把握しスマホやタブレットの画面で確認することができます。さらにネットワークカメラを組合せれば、現場の状況を同じ画面上の映像で確認することができるため、現場に出向く前に対処方法が分かり、復旧時間を大幅に短縮することができます。

裁断機の遠隔監視

裁断機の遠隔監視 図

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納入例4 適用分類【対象:工場】【用途:状態監視】
異なるメーカー、異なる装置の同時監視

複数の装置の運転状態をタブレットで一括管理

製造ラインには通常、種類もメーカーも異なる複数の装置が並んでいます。また、それを管理するツール、マニュアルも複数あります。そのため、従来は複数の装置の運転状態をタッチパネルやPCで個別に管理しなければなりませんでした。このような場合、リモートGPリモートI/Oを組合せることによって、複数の装置の運転状態をタブレットの画面から一括して管理することができます。

異なるメーカー、異なる装置の同時監視

異なるメーカー、異なる装置の同時監視 図


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