ホーム製品紹介BA・省エネ監視システム用コンポーネントBA・省エネ監視システム用コンポーネント BAコントローラの役割
ビルの空調方式は中〜大規模なビルに適用される「セントラル方式」と比較的小規模なビルや建物に適用される「個別管理方式」に大別されますが、ここでは「セントラル方式」の制御システムについて概説します。
外気(=新鮮空気)と還気(=空調済みのリターンエア)を吸い込み、エアフィルタで砂塵を取り除いた空気を冷却コイルや加熱コイルを通過させることで冷風・温風を作りだし、居室内に給気する仕組みになっています。また、加湿器によって湿度調整も行えます。
BAコントローラは、VAVコントローラと通信し負荷に応じてAHUの室内温度制御、室内湿度制御、ウォーミングアップ制御、外気冷房制御、CO2制御などを行います。
空気調和機からダクトを通って送られてきた給気を、各居室ごとに設定温度になるよう風量を演算しダンパの開度を制御します。
ダクト方式の空調システムで個別空調が可能となります。
FCUコントローラは室内の温度が設定温度と等しくなるように必要な風量を算出し、ダンパの開度をコントロールします。
ファンコイルユニットとは、室内から取り込んだ空気から、エアフィルタで塵埃を取り除き、水・熱源の熱交換器で温度を調整して送風する、比較的小形で簡易的な空気調和機です。
は室内温度と設定温度の偏差から温水(冷水)弁の開度およびファンの風量を制御します。
各部屋へ供給する空気の温度や湿度を調整するためには、冷却および加熱するための熱(冷水、温水)を供給する設備が必要であり、これらを熱源装置といいます。
BAコントローラは、インテリジェントコントローラと通信し負荷に応じて熱源機台数制御、2次ポンプ台数制御、2次ポンプの吐出圧制御などのほか運転順序切り替え制御、効果待ち制御、台替機運転制御を行います。