解説 一般電話回線
ここで紹介する各種資料は参考用です。詳細は通信事業者にお問合せください。
「一般電話回線」とは、現在もっとも普及率が高い、アナログ伝送方式の固定電話網を指します。一般電話回線では、300Hz~3400Hzのアナログ信号を伝送するように設計されています。一般電話回線でデータ通信を行う場合は、送信側ではデジタル信号をアナログ信号に変調し、受信側では逆にアナログ信号をデジタル信号に復調します。そのための変調、復調装置が「 MODEM (MOdulator and DEModulatorの略)」です。モデムの変調速度としては、最大60kビット/秒程度の製品もありますが、一般電話回線での伝送速度は、むしろ交換機から先の電気通信事業者の設備で決まります。例えば、NTTで保証している電話1回線の伝送速度は最大4.8kビット/秒までです。
電話接続の方法にはダイヤル・パルス方式と、トーン発信方式がありますが、最近はほとんどがトーン発信方式です(いわゆる、ピ、ポ、パ)。
DTMFとはこのトーンを意味し(Dual Tone Multi Frequency)、高低2群の音の組み合わせにより、英数文字や記号を伝送できます(下表参照)。
DTMF マトリックス (Hz)
低群/高群 | 1209 | 1336 | 1447 | 1633 |
---|---|---|---|---|
697 | 1 | 2 | 3 | A |
770 | 4 | 5 | 6 | B |
852 | 7 | 8 | 9 | C |
941 | * | 0 | # | D |
加入契約時の費用および月額使用料金 (NTT東日本・西日本)
1回線ごとに
契約時に必要な費用 | 加入電話の種類 | 施設設置負担金 | 契約料 |
---|---|---|---|
単独電話 | 36,000円 | 800円 |
区 分 | 単独電話 | ||
---|---|---|---|
事務用 | 住宅用 | ||
回線使用料 | 1級局 | 2,400円 | 1,600円 |
2級局 | 2,400円 | 1,600円 | |
3級局 | 2.500円 | 1.700円 |
2021年10月現在(税別)
(注)この他に取付け工事費用がかかります。詳しくは下記URLを参照してください。
https://web116.jp/shop/annai/sin/sinki_00.html