避雷器の必要性
雷は天災、機器の破壊は人災


(株)エム・システム技研 開発部

 1.雷について

 雷といえば光と音で人を驚かせるものですが、電気を使用する機器にとっても恐ろしい存在です。雷の発生するメカニズムについては多くの本が出版されていますが、『雷の周波数は500Hz』ということについてはあまりふれられていません。雷は空に蓄積された電気(電荷)が大地に対して放電する現象で、目で見ている状態では1回ピカッと光ったように見えます。しかし、1回と見える雷も数回から数十回の放電で成り立っています。放電が1回起こると雷雲の中の放電が起きた周辺は電気(電荷)がなくなり、放電後周囲の電気(電荷)がそのなくなったところに集まってきます。集まった電気(電荷)があるレベルに達すると、また1回目と同じ経路で放電が起こります。このようにして電気(電荷)が放電しないレベルまでこの現象は繰り返されます。この1回目から2回目までの時間が約2msなので、1秒間では500回繰り返されることになります。つまり、雷の周波数成分としては500Hzが最も大きくなるわけです。

 2.雷による誘導

 雷が発生した瞬間にはラジオなどが聞こえなくなります。これは、雷が起こったときの電磁誘導によるもので、雷は500万V、数万A



     


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