2004年4月号
お客様訪問記

羽曳野市下水道部に納入された
ゲート遠隔監視制御システム

(株)エム・システム技研 インサイド営業部
 

 大阪府下の東南部の河内平野に位置し、中央部に羽曳野丘陵があり、丘陵をはさむように東除川、石川、そして飛鳥川が流れ、この地域は、古代から栄え、ヤマトタケル伝説や応仁陵をはじめとする古市古墳群など全国有数の数多くの史跡が残っています。近郊都市として多様化する様々な住民ニーズのもと、幹線道路、下水道など都市基盤整備をすすめ、“雅びのまち はびきの”づくりを進めています。
 今月は羽曳野市下水道部を訪ね、ゲート遠隔監視制御システムに採用されたMsysNetシステムについて、下水道部副理事 田仲 芳一 様、下水道総務課 課長代理 藤高 一豊 様、同課 係長 濱口 孝一 様にお話を伺いました。
 [エム・システム技研、以下エムと略称]ゲート遠隔監視制御システム導入の経緯をお教えください。
 [田仲]羽曳野市下水道部では、(1)特殊だといわれている分野の価格を従来の1/3以下を目標としたコスト縮減、(2)用途目的に合わせた必要条件の分類徹底化と、集中型中規模設備から分散型小規模設備への転換、(3)汎用製品の採用による危機管理の改善と更なるコストダウン、(4)ペーパーレスを含め、ランニングコストも考慮したトータルコストの意識化、(5)中央操作室(碓井ポンプ場内)装置のスリム化をテーマに設備の見直しを進めています。
 [藤高]羽曳野市は、古くからブドウ・イチジク・野菜などの栽培が盛んな地域です。したがって農業用水を確保しつつ、浸水対策を進める必要があります。普段は農業用として使用している水路を利用して、大雨時には強制的に雨水放流管へ取水する必要があり、それぞれのゲートにおいて異なる条件や地元協議事項を設計に組み入れるためにいろいろな工夫が必要になります。過去には、大手メーカーのテレメータを採用していましたが、施設ごとに異なる多様な条件設定が困難であり、導入コストが高価でした。
 10年ほど前から、小規模監視に適した安価なテレメータ機器やデータロガーについて情報収集を行い、発注仕様を作成しました。工事契約の締結後に、実績、価格の透明性、納期などから、エム・システム技研の製品を採用することになりました。
 システムがとてもシンプルなので、安価なイニシャルコストで常時監視が実現できたため、順次監視箇所を増やしていき、現在では工事中箇所を含め、6箇所の監視ができるようになりました。
 [エム]MsysNet製品は各機器にソフト設定が必要ですがどうされましたか。
 [濱口]基本的な要求事項概要を作り、受注した会社の協力会社にお願いしました。
 操作が簡単なので、施設運転員ができあがったトレンドグラフや帳票、画面中の表示場所の移動などを使い勝手の良いように追加、変更ができるのがいいですね。
 また、将来、各種の計測項目や監視項目が増えても入出力ユニットを追加するだけで増設ができることや、汎用パソコンを利用しており、非常に身近に感じられるシステムで当下水道部の要求がほとんど実現でき、コストパフォーマンスの高いデータロガーシステムになりました。
 [エム]設備を導入されて、効果はいかがでしたか。
 [田仲]痒い所に手の届く“羽曳野バージョン”ができました。最小コストによる確実な施設管理を実現しています。
 [エム]お忙しいところ大変ありがとうございました。■

本システムについての照会先:
 (株)エム・システム技研
 インサイド営業部
 TEL.06-6659-8200
 FAX.03-6659-8510

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