エムエスツデー 2017年4月号

フィールドロガー、テレメータ

Products Review
920MHz帯マルチホップ無線「くにまる®」にコンパクトな子機が登場!!
プラグイン形ワイヤレスI/O 少点数入出力ユニット [WL1MW1シリーズ]

920MHz帯マルチホップ無線「くにまる®」にコンパクトな子機が登場!!プラグイン形ワイヤレスI/O 少点数入出力ユニット[WL1MW1シリーズ]

920MHz帯マルチホップ無線*1「くにまる®」
*1 マルチホップ無線とは、複数の無線通信装置を経由して、バケツリレーのようにデータを伝送する方法で構築したネットワークです。1台の親機で100台の子機を収容できるため、広いエリアの無線ネットワークをローコストで構築できます。また、自動的に経路を選択・迂回して通信を行うため、障害に強く信頼性に優れています。
920MHz帯無線の特長!

Modbus-RTU透過型920MHz帯特定小電力無線局(子機)I/O 一体形
プラグイン形ワイヤレスI/O少点数入出力ユニット

形  式:WL1MW1-CT4E 仕様書PDF
基本価格:92,000円 (ベース、クランプ式電流センサ 別売)
スリーブアンテナ:+0円
ルーフトップアンテナ:+2,500円

入出力信号

クランプ式交流電流センサ入力4点(形式:CLSE) 仕様書PDF
クランプ式交流電流センサCLSEシリーズ 詳細

通信インタフェース

920MHz帯特定小電力無線、Modbus-RTU

形  式:WL1MW1-US2 仕様書PDF
基本価格:92,000円 (ベース 別売)
スリーブアンテナ:+0円
ルーフトップアンテナ:+2,500円

入出力信号

ユニバーサル入力*2 2点
以下の信号入力に対応しています。

  • 直流電流入力
  • 直流電圧入力
  • 熱電対入力
  • 測温抵抗体入力
  • 抵抗器入力
  • ポテンショメータ入力

*2 ユニバーサル入力とは、熱電対、測温抵抗体、直流電流、直流電圧、抵抗器、ポテンショメータなど様々な入力信号を設定変更することで入力が可能になる、汎用性の高い入力方式です。

通信インタフェース

920MHz帯特定小電力無線、Modbus-RTU

ベース

形  式:WL1-BS 仕様書PDF
基本価格:18,000円

・オプション仕様により加算価格があります。

省スペースでメンテナンス性の良いプラグイン構造を採用!

●プラグイン構造
 プラグイン構造は、ベースと本体が分離する構造です。ベースに配線を接続するため、本体の交換や点検の際、配線を外す必要がありません。メンテナンス性に優れ、様々な工業用機器で広く採用されている構造です。エム・システム技研では、信号変換器、避雷器、電力用トランスデューサなど多くの製品でこの構造を採用しています。

●ねじ紛失防止形の端子台
 ベース(WL1-BS)の端子台は、ねじを緩めるとねじが浮き上がって保持されるためねじを紛失しません。配線作業の効率化に最適な構造です。
プラグイン構造 詳細

Modbus-RTU通信機器をまとめて無線化!

●920MHz帯特定小電力無線とModbus-RTUのゲートウェイ
 920MHz帯無線子機(WL1MW1-CT4EWL1MW1-US2)はModbus-RTUプロトコル通信を使用し、特定小電力無線通信にて入出力の接続ができ、特定小電力無線局とRS-485のゲートウェイ機能を搭載しています。
 Modbus-RTU通信に対応した、電力マルチメータリモートI/Oの情報をまとめて無線化できます。最大31台のModbus-RTU通信機器を接続できます。 システム構成図 例

子機WL1MW1-CT4Eでは既設設備の負荷電流検出に最適な
クランプ式交流電流センサを使えます

●クランプ式センサ
 既存設備の電流を新たに計測する場合、従来は入力用CTトランス設置に伴い動力線の開放・再配線など煩雑な作業が必要でした。WL1MW1-CT4Eではそれらの作業を簡素化できるようにクランプ式センサを採用しました。
 このセンサは、分電盤など既存設備への取付けが容易なワンタッチクランプ形であるため、従来行っていたような電線を貫通させる作業は不要になりました。 クランプ式センサ 詳細

形 式 CLSE-R5 CLSE-05 CLSE-10 CLSE-20 CLSE-40 CLSE-60
基本価格 3,500円 3,500円 4,000円 6,400円 10,000円 12,000円
適用電線径 φ10以下 φ10以下 φ16以下 φ24以下 φ36以下 φ36以下
動作入力範囲 5A以下 50A以下 100A以下 200A以下 400A以下 600A以下

・CE適合品 +3,000円

●保護回路
 CTトランスの場合は、センサの2次側を解放すると高電圧が発生し危険な状態になります。今回使用したセンサには保護回路を内蔵し、2次側を解放しても危険を生じない設計を採用しました。したがって、設置時の2次側短絡処置は不要です。


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