エムエスツデー 2021年1月号

操作部コンポーネント、電源、共通機器

Products Review
電動アクチュエータ ステップトップ®
ご採用事例1

電動アクチュエータ ステップトップ®ご採用事例1

ご採用事例1 薬品注入流量制御
ご採用事例2 製紙工場用Vカットボール弁の駆動
ご採用事例3 既設電動アクチュエータの更新
ご採用事例4 燃焼制御

適用分類【対象:上下水道】【用途:薬品注入流量制御】
薬品注入流量制御

浄水の「品質向上」と「コスト」低減

浄水製造時には消毒用の薬品として「次亜塩素酸」を用います。 薬品の濃度が薄いと十分な殺菌ができないため安全な水が作れません。反対に薬品濃度が濃いとカルキ臭の原因になり、おいしい水が作れません。ここに事例として挙げたシステムでは、高精度の電動弁とバルブの選定を行うだけでなく大小2種類のバルブを用意することにより、原料水の流量変化に対して高精度で濃度制御を行えるように設計されています。空気圧式調節弁ではエアコンプレッサ、脱湿装置、減圧弁などの付帯装置が必要になり、電動調節弁に比べてより高額の設備費がかかります。また、エアコンプレッサは常時電力を消費するため、電動調節弁にすることでランニングコストを大幅に抑える効果があります。

ステップトップ® サーボトップ® リニアモーションタイプ PSNシリーズ
薬品注入流量制御 図

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適用分類【対象:製紙工場】【用途:Vカットボール弁の駆動】
製紙工場用Vカットボール弁の駆動

抄紙工程の各種制御

ロータリモーションタイプの電動アクチュエータステップトップ®PRPシリーズは、製紙工場の抄紙工程でパルプ液の濃度制御ループや希釈水タンクのレベル制御ループなどに数多く使われています。調節弁の種類はパルプ液や希釈水の制御に最適なVカットボール弁です。PRPシリーズが採用された理由としては、回転型のVカットボール弁(*)を精度よく駆動できること、ならびに信頼性、耐久性が高いことなどが挙げられます。

(*)ボール弁の特徴である完全閉止やコンパクトな設計はそのまま残し、低開度でのコントロール性向上のため、
   特殊なカットを施したボールを使用。

ステップトップ®サーボトップ® ロータリモーションタイプ PRPシリーズ、PRP2シリーズ
製紙工場用Vカットボール弁の駆動 図

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適用分類【対象:ビル空調設備】【用途:既設電動アクチュエータの更新】
既設電動アクチュエータの更新

ビル空調設備の温水、冷水の流量制御

ビル空調設備では、熱源と呼ばれる「温水」、「冷水」を作り出します。その「温水」「冷水」を建物の中に流して、各部屋で室温をコントロールします。この「温水」「冷水」の流量を制御するための電動調節弁が更新時期になったのですが、既設の製品が入手困難になっていました。そこで、調節弁本体は既設の弁を利用することにし、電動アクチュエータをステップトップ®MSPシリーズに交換することでスムーズな切替えができました。

ステップトップ®  ミニトップ® リニアモーションタイプ MSPシリーズ
既設電動アクチュエータの更新 図

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適用分類【対象:ガスバーナ】【用途:燃焼制御】
燃焼制御

電子リンケージによる空燃比の調整

バーナの燃焼制御では、「ガス(燃料)」と「空気」の量と圧力のバランス、すなわち空燃比を調整し、最も熱効率の良い結果を出す必要があります。従来のコントロールモータを用いる方法では機械的リンケージの調整に熟練した作業が必要です。また、ガスと空気の配管の位置を同じ場所で上下に合わせる工事が必要です。そこで、ガスと空気の流量調節弁にステップトップ®を取付けて電子リンケージ(各調節弁の電気的ゼロ・スパン調整)にすることで、空燃比の高精度な調整が簡単にできるようになります。ステップトップ®MRPシリーズは小形で高精度の制御が可能であり、ネットワーク対応機種も用意されています。複数のバーナを1台のPLCで制御するなど、コントローラを集約することもできます。

ステップトップ® ミニトップ® ロータリモーションタイプ MRPシリーズ


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