エムエスツデー 2008年5月号

Product Information
No.2

新しく生まれ変わったバーグラフデジタル表示
アナログバックアップ(形式:ABF3)

 エム・システム技研では、バーグラフデジタル表示「アナログバックアップ(形式:ABF2」を広くご提供し、おかげさまで長期にわたりご好評をいただいてきました。

 このたび、そのABF2をベースに、さらなる小形化、防水構造への対応、バーグラフをさらに見やすくするなど、お客様の様々なご要望にお応えして新製品を開発しました。

 本稿では、この新製品バーグラフデジタル表示「アナログバックアップ(形式:ABF3」についてご紹介します。

 この新形アナログバックアップABF3)は、以下に挙げる3項目に重点を置いて開発した製品であり、お客様にその進化を明確に実感していただけるものと確信しています。
  小形で扱いやすい形状
  IP65相当の保護等級
  バーグラフの視認性向上

より扱いやすいカタチに進化

 図1に、ABF3の外観と寸法を示します。

図1 ABF3の外観と寸法

 ABF2と比べて一番目につくことは、奥行き寸法が小さくなった点です。ABF2と比較して、約40%短くなりました。この結果、奥行きの浅い制御盤にも収納できます。質量についても約60%減少させました(図2)。

図2 ABF2との寸法比較

 端子台はメンテナンス性に優れた2ピース構造であり、端子台から配線を外すことなく、簡単に本体を取り外せます。またパネル内作業が安全に行えるように、感電防止用端子台カバーを標準装備しています。

IP65相当の保護等級

 ABF3については、飛沫が降りかかる環境、あるいは粉塵が飛び交う現場などでも心配なくご使用いただけるように、IP65相当の保護等級を採用しました。

 指定寸法にカットされたパネルに取り付ければ、前面パネル面がIP65の保護等級をもった製品になります(連結取付け時は対応せず)。

視認性が向上したバーグラフ表示

 バーグラフ表示の見やすさにもこだわりました。視認性を大きく向上するため、輝度を増大し、表示幅を約2.0mmから1.5倍の約3.0mmへ拡大しました。

目盛板の交換が簡単に

図3 目盛板簡単取替え

 ABF2では、前面のアクリルカバーと部品2点を外して交換する必要があった目盛板の取り替えも、極めて簡単に行えるようにしました(図3)。

 目盛板以外の部品を外す必要がなくなったため、それらの部品を紛失する心配もありません。

 また、エム・システム技研ホームページ(https://www.m-system.co.jp)にある「目盛板作成ツール」にアクセスしていただくことで、簡単に目盛板をデザインすることができます。また、デザインした目盛板の番号(目盛板コード)を製品ご注文時にエム・システム技研にお伝えいただくだけで、目盛板を作成できます。

*  *  *

 以上、進化したアナログバックアップABF3)の特長をご説明しました。従来の製品に比べ、一層の使いやすさを追求した製品としてご愛用いただければ幸いです。

【(株)エム・システム技研 システム技術部】


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