エムエスツデー 2008年3月号

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ホットライン日記 2008年3月

Question

製造ラインにあるモータの速度制御をインバータを使って実施しています。このときコントローラからの信号に対しては、最低速度を手動で調整したいと考えています。盤面からポテンショメータなどを使って最低速度を調整・設定する方法を採用できませんか。

Answer

選択変換器(形式:M2SESポテンショメータ変換器(形式:W2MSを使ったシステム(図1)をご提案します。M2SESの信号選択としては“高い信号選択”をご選定ください。コントローラからの信号(図1のA信号)とW2MSで設定した最低速度(例:20%)を指定する信号(図1のB信号)をM2SESに入力します。コントローラから最低速度を下回った信号が入力された場合、W2MSで設定された信号を選択出力します。W2MSは2出力形であるため、残りの第2出力をデジタルパネルメータ(形式:46DL2に入力することによって、最低速度を確認しながらポテンショメータを使って調整・設定が可能です。 【井上】

図1

Question

射出成型機に取り付けてある温度センサからの信号をコントローラで受けています。コントローラは、センサ温度にリニアなDC4~20mA再発信出力信号をもっていますが、信号の許容負荷は250Ωしかありません。この信号を記録計、PLC、および高温時に警報が出力できるユニットにつなぎたいと考えていますが、トータル負荷が750Ωになります。なお、現場で温度表示もさせたいのですが、何かよい対処方法はありませんか。

Answer

直流入力デジタルパネルメータ(形式:46DV2の採用をご提案します。46DV2はパネル埋込形のデジタル表示器であり、現場でスケーリングして温度表示できます。また、警報出力のほか、オプションでアナログ出力(DC4~20mA)をもたせることもできます。出力許容負荷抵抗は550Ωであるため、PLCの入力カードと記録計をつなぐことができ、ご要望を満たします。 【野田し】

図2

Question

工場の電力監視を行いたいと考えています。パソコンを使ってグラフィック画面による監視を行いたいのですが、どのようなシステムを使用すれば実現できますか。また将来的には、デマンド監視を行い省エネも検討したいのですが、あとから別途ソフトウェアを用意することなく実現することは可能でしょうか。

Answer

PCレコーダソフトウェアMSRpro(形式:MSR2Kおよび入出力ユニットとしてはリモートI/O R3シリーズのご採用を提案します。R3シリーズのI/Oカードの一つに電力入力カード(形式:R3-WT4注)があります。このカードにVT、CTからの信号を入力することによって、電力が監視できます。グラフィック画面もビルダソフトウェアを使って作り込めるため、容易に設定できます。また、MSR2Kのソフトウェアにはデマンド監視ソフトウェア(電力監視用ソフトウェア 形式:MSReco)も含まれていて、必要なときにMSRecoをPCにインストールできるため、将来新たにソフトウェアを購入することなくデマンド監視を行い、省エネに展開することが可能です。 【林】

注)R3-WT4 1枚に対し4回路分の入力が可能です(ただし、同一電源使用の回路の場合)。

MSRproは、(株)エム・システム技研の登録商標です。

図3

Question

テレメータ D3シリーズを1:1の専用回線テレメータとして採用することを検討しています。この方式はコンパクトであり、入出力カードの種類と点数が自由に選択できる点が優れていますが、今回はデータ伝送と同時に音声通話も行いたいという要求があります。D3シリーズのテレメータカードには音声通話の機能がありませんが、何かよい対処方法はありませんか。

Answer

D3シリーズのテレメータカードであるモデムインタフェースカード(形式:D3-LR3の採用をご提案します。D3-LR3は、今までエム・システム技研が発売している専用回線通信モデム(形式:MOD□と組み合わせて使用できるため、データ通信と音声通話が同時に可能な音声・データ同時通信モデム(形式:MOD7と組み合わせてご使用いただくことで、ご希望の機能を実現できます。【赤川】

図4


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