エムエスツデー 2006年11月号

ホットライン日記

ホットライン お問合せ

ホットライン日記 2006年11月

Question

流量信号の加算を計画しています。加算器(形式:M2ADSの採用を検 討しているのですが、パラメータ(K1、K2)の計算方法がわかりません。今回加算する実流量範囲は(1)0~2.5m3/hと(2)0~7.5m3/hであり、出力としては(3)0~10m3/hにしたいと考えています。なお、入・出力信号はすべてDC4~20mAであり、電源はAC100Vです。

Answer

エム・システム技研製品でのパラメータの考え方としては、各入力の実 量スパン(このケースでは、最大流量−最小流量)の出力実流量スパンに対する比率をK1、K2として設定し、演算する方式を採用しています。今回のM2ADSの場合、演算式は、出力=K1 ×第1入力+K2×第2 入力です。実量出力スパン10m3/hを基準にすると、入力(1)の比率は(2.5−0)÷(10−0)=0.25、入力(2)は(7.5−0)÷(10−0)=0.75になります。すなわち、K1 =0.25 K2=0.75になります。検算方法としては、たとえば第1入力がDC12mAであれば比率0.5(=(12−4)÷(20−4))、第2入力がDC20mAであれば比率1.0(=(20−4)÷(20−4))になります。そのとき出力は以下の式で求められ、比率0.875になります。
出力=K1 ×0.5+K2 ×1.0=0.25×0.5+0.75×1.0=0.875
これを出力電流信号に換算すれば、DC18mAになります(次式参照)。
x −4)÷(20−4)=0.875  ∴ x =0.875×16+4=18    【井上】

図1

 

Question

工場内でモータを使用しています。そのモータの過負荷を検出して警報接点信号を出力できる製品はありませんか。

Answer

モータの負荷電流を計測し、ある値以上になると警報接点を出力するCT デジアラーム(形式:AS4CTのご採用を提案します。AS4CTでは、警報ONディレー時間注)の設定が0~99秒の間で可能です。適当な時間を設定することによって、モータ起動時の警報は出力させないようにすることができます。 【野田し】

注)測定量が警報領域内に一定時間以上とどまったときに警報信号を出力する機構で、この一定時間のことです。この時間内に測定量が正常領域に戻れば、警報は発生しません。

*デジアラームはエム・システム技研の登録商標です。

図2

 

Question

室内温度調整用として用いられるファンコイルのファン風量を切り換える制御をしたいと考えています。ファンコイルの風量調整用入力信号はDC4~20mAです。ファンコイルコントローラによる風量出力は強−中−弱の3点切換えができ、ファンコントローラの入力信号DC20mA、DC12mA、DC6mAに強・中・弱が対応しています。この対応は一度設定すれば、以後変更する必要はありません。スイッチなどによって初期設定することを希望しているのですが、これを実現するのに適した製品はありませんか。

Answer

接点加算器(形式:30DAのご採用を提案します。30DAは、10個までの 接点信号に対し1点ごとに信号の重み付けが可能です。弱のスイッチが入った場合にDC6mAになるように重み設定トリマで調整し、中、強についてもそれぞれ12mA、20mAになるよう同様に重み設定トリマで調整します。そして、各接点信号に対応したDC4~20mA信号を出力します。【河原】

図3

 

Question

流量制御・温度制御などを目的とするPID制御ループを複数計画し、1 ループ当たりの初期費用を安くすることを希望しています。現場での操作が必要な場合にはワンループコントローラ(形式:ABEABH)を従来使用していましたが、今回はパソコンによる集中操作だけで実現したいと考えています。何かよいコントローラはないでしょうか。

Answer

エンベデッドコントローラ(形式:R3RTU-EMのご採用を提案しま す。R3RTU-EMを使えば、最大32ループまでのPIDコントロールループを組むことができます。R3RTU-EMは、リモートI/O R3シリーズベースに実装するマルチループコントローラです。その入出力にはR3シリーズの入出力カードを使用し、内部バスで通信を行います。たとえばアナログ8点(DC4~20mA)用の直流電流入力カードを4枚、アナログ4点(DC4~20mA)用の直流電流出力カードを8枚挿入すると、単純なPIDループであれば32のコントロールループを実現できます。その場合、ループ単価は約32,500円になります。R3RTU-EMには、演算ブロックや簡単なシーケンスを組み込むことも可能です。また、Ethernet(L-Bus)を介して、Webブラウザ対応の監視・操作ソフトSCADALINX HMI(形式:SSDLXを搭載したパソコンで監視・操作を行うことができます。【野田こ】

*SCADALINX はエム・システム技研の登録商標です。

図4

 


ページトップへ戻る