エムエスツデー 2006年1月号

ホットライン日記

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ホットライン日記 2006年1月

Question

工場設備である各生産ラインにおいて、モータ負荷電流のチェック用として簡単な測定器の使用 を検討しています。具体的には、交流電流トランスデューサと指示計とを組み合わせる形を考えていますが、チェックのたびにCTトランスを取り付けることはできません。クランプ式センサ入力に対応したトランスデューサはありませんか。

Answer

クランプ式センサ入力形交流電流トランスデューサ(形式:KCEC)のご使用を提案します。 KCECはクランプ式センサ入力用であるため、CTトランスを用意することなく測定できます。また出力レンジをDC4~20mAとし、補助電源の不要な2線式デジタルパネルメータ(形式:43AL)と組み合わせれば、電源配線はKCEC用だけで済み、配線の手間も省けます。KCECの入力レンジについてはAC10Aから最大500Aまで幅広い種類を用意していますから、ご希望の測定レンジに合わせて選定いただければ、プラグイン式センサ対応の利点を活かし、本体とセンサの交換だけで任意の測定電流に合わせた計測が可能です(なお、測定レンジに合わせて43ALのスケーリングは変更が必要です(変更は本体にて可能))。【井上】  

図1

 

Question

2線式の伝送器を入力とする場合はディストリビュータ(形式:M2DY)を使用していますが、今回設置する伝送器は3線式で、電源の消費電流が24V/100mAの仕様になっています。どのような機器を使って対応したらよいでしょうか。

Answer

エム・システム技研のディストリビュータには短絡保護回路が組み込まれているため、お問い合せの場合は使用できません。対策として、電源ユニット(形式:MDC5)アイソレータ(形式:M2YV)の組合せをご提案します。【河原】  

図2

 

Question

DC4~20mA信号を使い、コントローラによってバルブの開閉制御を行っています。通常状態ではこの信号をそのままバルブに送るのですが、マニュアル指令による接点信号が入った場合には、強制的に出力をDC4mAにホールドする必要があります。このような用途に適したシステムを構成できる製品はありませんか。

Answer

デジタル設定形アナログバックアップ(形式:MXAB)を組み込んだシステムを推奨します。通常 動作時はCAS入力信号(DC4~20mA)をMV信号(DC4~20mA)として出力しますから、上位コントローラの制御信号をそのままバルブの開閉信号としてご使用ください。また、マニュアル指令接点信号が入ったときには、あらかじめ設定した(DC4mA)信号をバルブに対し出力することが可能です。なお、この信号はDATA/ITEM入力キーを使って設定することができます。【野田し】

図3

 

Question

採取した温度と流量のデータを用いてカロリーを演算し、記録したいと考えています。PLCを使 えば可能ですが、この目的だけのために導入するのではコストメリットがありません。また、データをパソコンのハードディスクに記録したいという希望もあります。何かよい対処方法はありませんか。

Answer

2048点対応 クライアント/サーバ形 PCレコーダ MSRproパッケージソフト(形式:MSR2K)の採用を推奨します。このソフトには四則演算機能がありますから、流量または流量差に温度を乗じて、消費カロリーを演算し、演算結果のトレンドをハードディスクに保存することができます。そのほか、開平演算、論理演算、温圧補正、折れ線近似なども可能です。I/Oとしては、リモートI/O R3シリーズをご使用ください。【野田こ】

図4

 


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