エムエスツデー 2013年7月号

カンパニーアウトライン

Vol.12
ご存じですか? うっかりミスもしっかり補償します。

救済ワイド補償サービス

 2011年3月にスタートした「救済ワイド補償サービス」も、お陰さまで2年あまり経過しました。従来なかった新しいタイプの補償サービスでしたが、徐々にお客様にご利用いただけるようになり、「救済ワイド補償サービスを利用したい」とのご依頼で受付けたサービスが、この約2年間で累計百数十件に達しました。今回は、この「救済ワイド補償サービス」のご利用状況を、種類別に分類し、詳しくご紹介します。

ご存じですか? 「救済ワイド補償サービス」

 2011年のある時です。とあるお客様から短期間に2回、ディストリビュータ各8台のご注文をいただきました。疑問に思った営業マンがお客様に問合せたところ、案の定、1度目にご注文いただいたディストリビュータは、電源が24V DCのところ、これに誤って100V ACを接続して、焼損してしまったとのことでした。しかも電源配線を8台共通に行っていたため全滅してしまい、8台とも交換しなければならなくなったそうです。ご担当の方はさぞや口惜しい思いをされたと思います。もちろんこの件は「救済ワイド補償サービス」により無償で修理させていただき、ホッとされました。

 しまったと思われたとき、その製品がエム・システム技研製でしたら、何かお役に立てるかも知れません。その時はお気軽にエム・システム技研 ホットラインまでお問合せください。

救済ワイド補償サービスとは・・・・

救済ワイド補償サービスの利用状況

詳しくはエム・システム技研ホームページ「救済ワイド補償サービスについて」をご覧ください。

やはり一番多いのは破損による修理

端子カバーのヒンジが折れた例

 全体の63%を占める破損修理では、実に様々な理由でご依頼が寄せられました。やはりベース部や端子部、コネクタ部などの接続部の破損が多く、力の入れ過ぎや向きを間違えたまま強引に押し込んだことが原因でした。また多回転トリマやゼロスパントリマを回し過ぎて壊してしまったという例も見受けられました。

 破損の中でも、とくに多かったのが可動部である端子カバーの破損(15%)です。次がスペックラベルなど汚れたラベルの張替え(10%)です。制御盤の製造において、いかに綺麗な形でエンドユーザー様に納品するかといった中間のお客様の細やかなお気遣いがうかがわれる数字だと思います。

電源の誤投入にもいろいろある

入力端子に電源を誤接続した例

 破損の次に多かったのが電源の誤投入です。前に挙げた例のように、24V DC電源の機器に対して、誤って100V ACを印加してしまう例が多いのですが、意外だったのは、電源を信号入力端子や出力端子あるいは警報出力端子に接続してしまうなど、印加する端子を間違える例もありました。これは端子表示を分かりやすくするなど、私たちにも改善の工夫が必要です。

メーカーだからこそできるサービスがあるはず

 製品の破損・故障などで、お客様が大変お困りの場合でも、私たちメーカーなら簡単に修理できてしまうことがあります。「簡単に直せるような破損・故障なら、いっそ無償で直してしまおう」そう気付いたのが「救済ワイド補償サービス」の始まりです。

 エム・システム技研の製品をお買い上げいただいて、お客様に満足していただける、お客様に安心していただける、これが私たちの目指す製品づくりです。


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