2021年1月号
エムエスツデー 2021年1月号

Products Review
ウイルスや細菌をはじめとする感染症予防対策に!
殺菌用 40形直管紫外LED が登場!
紫外線によって空間内を殺菌する配線工事不要の直管LED
殺菌用 40形直管紫外LED(形式:LS1200UVC-275-U2)は、波長275nmのUVC領域の紫外線により、空間内を殺菌するLEDです。照明器具を瞬時に見分け、回路を自動選択(特許取得)(*2)するためグロー方式/ラピッド方式/インバータ方式(*1)、AC電源直結方式(両側給電)、いずれのタイプにも対応し、配線工事不要で40形灯具に取付けることができます。そのため、40形灯具が設置されている場所であれば殺菌することができます。ポリカーボネートとアルミフレームを使用した構造で衝撃に強く、誤って落下した場合でも、飛散することがありません。また、一般保証5年付で安心してご利用いただけます。
2灯式灯具の場合は、40形直管LED LS1200-U2シリーズと組合せて使用することができます。(*3)
UVC(ultraviolet C)は、波長が200~280nmの太陽光線に含まれている短波長紫外線です(下図「UVC説明図」参照)。紫外線による殺菌は、ウイルス、細菌などに対して有効とされ、医療分野や食品工場をはじめ、水産業、エレクトロニクス産業まで様々な分野で利用されています。
(*1)対応安定器であっても一部点灯しない場合があります。また器具の形状によっては装着できない場合が
あります。AC電源直結の場合、配線工事は取扱説明書に従い、必ず電気工事士の有資格者が行ってください
(感電、火災、故障の原因となります)。
(*2)取付ける照明器具の種類を見分ける安定器検出機能(特許第5108994号)
(*3)2灯式の場合、LS1200UVC-275-U2およびLS1200-U2以外の直管LEDや蛍光灯と組合わせての使用は
故障の原因となるため、必ず2本同時に交換してください。


万能直管LEDライト(*6)EZSWITCH®(イージースイッチ)
40形直管LED LS1200-U2シリーズのご紹介
配線工事不要(*1)で蛍光灯から取替えるだけで省エネが始められる40形の直管LEDです。工事ができない賃貸オフィスや24時間止められない病院やコンビニなどにも使用でき大変便利です。照明器具を瞬時に見分け、回路を自動選択(特許取得)(*2)するためグロー方式、ラピッド方式、インバータ方式、AC電源直結方式[両側給電]、いずれのタイプにも対応しています。また、一般保証5年付で安心してご利用いただけます。
オプションでブルーライト対策品(昼白色のみ)、照射角度を調整できる角度可変機能、防水蛍光灯器具と組合せて使える防水チューブをご用意しています。
写真上から昼白色、白色、イエロータイプ、オレンジタイプ
(*4)放射照度が50%まで低下するまでの時間です。製品の寿命を保証するものではありません。
(*5)1灯器具使用時。エム・システム技研選定の安定器装着状態での値です。安定器によって消費電力、
照度が異なります。
(*6)万能の用語は、既設照明器具の点灯方式(グロー・ラピッド・インバータ・AC電源直結)を
問わず交換可能である意味で使用しています。
UVCによる紫外線殺菌の活用例
UVCは、ウイルスや細菌のDNAを破壊することで、繁殖活動を抑える特性から、水や空気の殺菌、様々な製品の表面殺菌に活用されています。
水殺菌
無菌水や飲料水などの殺菌、
温泉の殺菌、浄水場・水処理
システムの殺菌 など
表面殺菌
スマホ・マスクなどの小物の
殺菌、生産ラインの殺菌 など
空気殺菌
食品工場や医療現場、オフィスの
殺菌 など



インフルエンザウイルスに対する試験結果を表1及び図1に示した。試験区1では 開始後20分で 102.1 TCID50/mL(99.98%減少)、 開始後40分で<101.5TCID50/mL(99.99%以上減少)となった 。試験区2では開始後80分で<101.5 TCID50/mL(99.99%以上減少) となった。
PEDウイルス、ネコカリシウイルス、大腸菌、黄色ブドウ球菌の試験結果は、エム・システム技研ホームページ(https://www.m-system.co.jp/products/led/led09.html)に掲載しています。
(*7)ウイルス感染価:ウイルスは個数では数えることが出来ないため、「感染価」というものに換算されて
測定されます。「感染価」とは、感染する能力(感染力)を有するウイルス量として定量した値です。
TCID50:ウイルスに感染すると細胞の形状が変化する現象(細胞変性)を利用したウイルス量
(ウイルス感染価)の測定法です。予め細胞を培養して付着させた試験管やウェルプレート上に
ウイルス希釈液を接種し、50%の細胞が感染する濃度を指します。
引用元/日本食品分析センター ウイルス不活化試験について
https://www.jfrl.or.jp/storage/file/news_no53.pdf
[安全上のご注意]・詳しくは、仕様書および取扱説明書をご覧ください。
- ・本器は動作中に強い紫外線を放射します。絶対に動作中の本器を直接または間接的に肉眼で見ないでください。目の痛み、傷害などの原因になるおそれがあります。
- ・紫外線が直接または間接的に皮膚に当たらないようにしてください。皮膚の痛み、障害などの原因になるおそれがあります。
- ・本器の動作中、やむを得ず本器の設置場所に入室される場合、目や皮膚を守るための保護具(紫外線保護面、紫外線保護手袋など)を着用してください。
- ・JIS Z 8812には、紫外線の許容限界値(TLV)は1日あたり8時間以内で30~34[J/m2]以下(波長270~280[nm])にする必要があると記載されています。紫外線の影響は個人差がありますので、紫外線の照射量がTLVよりも十分に小さな量になるようにしてください。とくに、幼児、光線過敏症の方は十分にご注意ください。
- ・本器の取付け作業、取外し作業、清掃作業などを行う場合、必ず電源を遮断してください。作業中に本器が動作して紫外線が照射された場合、目や皮膚の痛み、障害などの原因になるおそれ、感電のおそれがあります。
- ・本器を水洗い、分解、改造しないでください。火災、感電、落下の原因となります。
