2015年7月号
エムエスツデー 2015年7月号
Products Review
こんなところで活躍している！
データマル®の納入事例 その6
納入例1 地域冷暖房
納入例2 特高変電所
納入例3 養殖場
納入例4 製紙工場
納入例1 適用分類【対象：設備・機械】【用途：予防保全】
地域冷暖房
地域冷暖房設備でのデータ収集
■地域冷暖房の温度制御に使用しているシングルループコントローラ（形式：SC210）のPID制御の監視とデータ収集にデータマル®を使用します。
■シングルループコントローラに取込んでいる温度などの計測値（PV）およびPID制御ループの目標値（SP）、操作量（MV）などをデータマル®のModbus/TCP通信で収集します。
■タブレットからWi-Fiアクセスポイントに接続し、データマルからのWeb画面を開いて現在値やトレンドグラフを表示し、PID制御の状態を確認します。
■データマル®のWeb画面から制御ループの目標値（SP）をリモートで変更できます。
■設備稼動に異常が生じたときはSDカードを回収して、それに記録・保存したトレンドデータを詳細に分析します。
＊1 自動削除機能はデータマルのファームウェアバージョン1.4.x以降の機能です。
納入例2 適用分類【対象：装置・機械】【用途：運用管理】
特高変電所
特高変電所の異常通報システム
■とくに規模の大きい工場では、電力会社から送電線を特高変電所と呼ばれる自前の変電所に引込んで、この変電所で受電した高電圧を工場の設備に使用する低電圧に変圧しています。この変電所で設備の異常が発生したときに、通報を行います。
■データマル®とFAXロガー（形式：TL2F）を特高変電所の監視室に設置して、特高変電所の故障を守衛室へ音声とメールで通報します。
■回線としては、既設で使用していたADSL回線を流用します。ADSLモデムルータにスプリッタ機能が内蔵されて電話線を接続することができます。
■データマル®とFAXロガーへの信号入力には、リモートI/O R3シリーズを使用し、信号を共有化しています。
納入例3 適用分類【対象：養殖場】【用途：予防保全】
養殖場
ひらめ養殖場の遠隔監視
■陸上のひらめ養殖場では、養殖に使用する水槽の水の温度や酸素濃度の管理が重要な監視・制御対象になるため、水槽の温度信号と溶存酸素計で測定した酸素濃度の計測データをデータマル®に入力します。
また、水質に関わる重要なろ過装置やポンプの運転信号を取込んで運転時間の記録を行い、管理センターのパソコンや設備担当者のスマートフォンへメールで定時通報を行います。
■モバイルルータと組合せて設置し、水槽の温度や酸素濃度が異常値になったときに、携帯電話回線を利用してＥメールにより設備担当者へ通報を行います。また、データマル®がFTPサーバとなり、データマル®本体のSDカードの中に保存されている温度と溶存酸素関係のデータ（CSVファイル）を管理センターで取得します。
■ランニングコストを抑えるため、通信スピードが128kbpsに制限された割安プランを使用しています（回線使用料：1,505円（税別）/ 月、2015年5月現在）＊3。
＊3 別途mopera Uとの契約が必要です。
納入例4 適用分類【対象：工場生産ライン】【用途：運用管理】
製紙工場
製紙工場における流量信号の伝送
■製紙工場では多くの水を利用するため、流量計を多数使用しています。この流量計の信号を一箇所に伝送して集中管理するため、データマル®を使用します。
■データマル®のタイプDに搭載されている「I/Oマッピング」機能を利用することで、リモートI/O R3シリーズに取込んだ流量計の計測信号を データマル®側のI/Oカードから出力することができます。
■LANケーブルをひけないところでは、Wi-Fi端末を利用して無線伝送します。
■最大32点の計測信号を一箇所へ伝送して、まとめて出力することができます。
■データマル®側のI/Oカードから信号を出力して、計装盤の指示計で表示します。
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