エムエスツデー 2014年1月号

製品別情報

Products Review
5万円*1で始めるデマンド監視 
Web機能付電力モニタ「パワーみえ~る」

5万円で始めるデマンド監視 Web機能付電力モニタ パワーみえ~る EDMC

「デマンド」って何だぁ?

 「デマンド(demand)」とは、「需要、要求、請求」という意味で、一般的に「デマンド値」というと瞬時電力値(kW)ということになります。しかし電力会社との取引で使う「デマンド値」は少し意味が変わってきます。

 電力会社との取引で使う「デマンド値」とは、デマンド時限(需要時限)、すなわち30分間という区切られた時間(時限)での平均電力のことになります。

「デマンド値」を知ることが電気代削減には不可欠です。

 電気料金*2 は基本料金と電力量料金などからなっています。 このうち基本料金は、「契約料金×料金単価×力率割引」で決まり、契約電力が500kW未満の場合、この契約料金が「最大デマンド値」によって上下します(下記「契約電力は最大デマンドで決まります」参照)。

 「最大デマンド値」を知らないために、いたずらに高い電気料金を支払っているかもしれません。まずは「最大デマンド値」を知ることが大切です。

契約電力は最大デマンドで決まります

最大デマンド値とは

「デマンド」とは30分間(毎時0分~30分、30分~60分)の平均使用電力のことです。「デマンド」のなかでもピーク(下図では14:00からの30分)が「最大デマンド」になります。

最大デマンド値とは

1年間の基本料金を決める最大デマンド値

日々の「最大デマンド値」を比べ、1か月間のピークになる値がその月の「最大デマンド値」です。この「最大デマンド値」を1年間並べたとき、過去11か月の「最大デマンド」より高い場合(下図では8月)は、契約電力が上がってしまい、以降1年間の基本料金が増えてしまうことになります。

1年間の基本料金を決める最大デマンド値

1年間頑張れば料金が下がります!

逆に以降1年間に8月の最大デマンドを超えなければ契約電力を下げることができます。ただし、どのくらい下がるかは「次のピーク値」で決まります。この「次のピーク」が低く抑えられていれば、いっそう効果的な省エネ、省コストが望めます。

1年間頑張れば料金が下がります!

デマンド対策はこんなに簡単です。

 「パワーみえ~る」を使えば、高価な装置や、手間のかかる電気工事、また難しいシステムを導入することなく「デマンド値」を監視できます。 

 30分間のデマンド時限で、現在電力が目標電力を超えたとき、「パワーみえ~る」は、注意警報メールで担当者のスマホに通報します。メールを受け取った担当者は負荷を減らすなどして、残された時間内に現在電力が目標現在電力を下回るようにすることができます(下記スマホ画面参照)。現在電力はスマホのWebブラウザ上のデマンド監視画面で刻々モニタできます。

あなたのスマホでデマンド監視

「パワーみえ~る」の主な特長

■ デマンドの監視、予測、通報、記録を行います。

・Webサーバ機能によってデマンド状況をWebに公開できますので、スマートフォンやタブレット、PCなどを使えば、どなたでもご覧いただけます。

・ メール通報機能によって、3段階の警報/解除メールを通報します。

■ 電力量計からの計測パルス信号を入力するだけなので配線が簡単です。
■ 警報・制御用リレー接点 1点を出力します。

システム構成図

システム構成図 クランプ式パルス検出器(形式:CLSP)

解析用データも利用できます。 

解析用データも利用できます。

*1 電力量計からパルスを入力できない場合、別途クランプ式パルス検出器が必要です。
   エンジニアリング費、工事費は含みません。
*2 電気料金は基本料金、電力量料金のほか、再生可能エネルギー発電促進賦課金や太陽光発電促進付加金などで
   決まります。また電力量料金には燃料費調整額が含まれます。詳しくは各電力会社にお問合せください。

● 画面はイメージです。 お断りせずに変更することがありますのでご了承ください。  
● エム・システム技研はスマートフォン(スマホ)端末の販売および携帯電話通信事業を取り扱っておりません。 
● メール通報をご使用の場合には、別途プロバイダが用意するメールサーバのメールアカウントが必要になります。


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