エムエスツデー 2010年1月号

カンパニーアウトライン

Vol.1 10年後に注文しても同じ機能の製品を入手できる「安心」
廃形しません!注)

 エム・システム技研は一度販売した製品はいつまでも販売し続けるというポリシーを持ち続けています。製品の廃形(生産中止)を行わず「いつもある」、「いつまでもある」という安心をお客様にお届けしたいのです。
 プロセスオートメーションや上下水道、河川管理など、計器のリプレースをしながら長期間稼働し続けるシステムに安心してご採用いただける製品造りを目指しています。

エム・システム技研製品

生産を続けることの難しさ

 電子機器は日進月歩が当たり前の時代になり、今ではその進歩を秒進分歩と言うのだそうです。技術革新は止まることを知らず、私たち製造業を取り巻く環境も目まぐるしく変わり続けています。電子部品は、部品の両端からリード(足)が出ているリード型から、基板の表面に貼付けるように実装するチップ型へと姿を変え、それに伴い生産方式も変えねばなりません。

 ICチップの生産中止も大きな支障になります。ICチップが生産中止になると、当然のことながらそのICを使っていた製品も、そのままでは生産できなくなります。代替えのICが見つかれば良いのですが、もし無ければ、生産中止になったICを使わなくても同様に機能するように改造しなければなりません。こういった作業は設計変更から品質保証検査まで一連のプロセスを経なければならず、大変な時間と作業を必要とします。

工業計器メーカーとしていちど販売した製品は廃形(生産中止)しません注)

 私たちエム・システム技研の製品は、コンビナートなどPAをはじめ上水道、下水道、電力監視や河川の管理など、一度稼働すれば24時間働き続けなければならないシステムでよくご採用いただいています。

 長期間、トラブル無く動き続ける信頼性はもちろんですが、リプレースのときに、前回の製品と差し替えるだけで同様に動作し続ける製品を、いつまでも供給し続けることを理想としています。メーカー側の事情で、生産中止にしたり、仕様を変えてしまっては、お客様がお困りになるだろうと考えています。製品の廃形(生産中止)を行わず「いつもある」、「いつまでもある」という安心をお客様にお届けしたいのです。

 やむを得ず生産を中止する場合には、同等以上の「コンパチ製品」をご用意することにしています。

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計装用プラグイン形変換器 M・UNITシリーズ

1973年(昭和48年)プラグイン形変換器の代名詞ともいうべき「M・UNIT変換器シリーズ」が発売されました。

誕生以来37年間、その拡充に努め、 現在では180種を超える機種を揃えるまでになりました。

いずれの機種も廃形することなく、37年前と同等の仕様でお客様にお届けしています。

DCS用変換器 18・RACKシリーズ

重化学工業のユーザ様を中心に大ヒットした変換器シリーズです。

設置から10年を越えた製品はリプレース時期を迎え、発売当時と同等の仕様で出荷され、隠れたヒット商品となっています。

電空変換器HVP

1987年(昭和62年)「H・UNIT変換器シリーズ 電空変換器HVP」を発売しました。

18・RACKシリーズ」同様、重化学工業のユーザ様を中心に大ヒットし、今でもリプレースを中心に多数出荷されています。

注)電子パーツが廃止になった場合などでも、設計変更で対応いたします。
  ただし、代替の電子パーツを入手できない、あるいはリピートオーダが見込めない場合などは廃形にすることがあります。詳しくはホットラインまでお問合せください。


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