エムエスツデー 2009年3月号

Product Information
No.11

オプト変換器、カップル変換器、
専用光ファイバケーブルの後継機種発売

 

図1 カップル変換器(入力用 形式:OTT2と出力用 形式:OTR2)の外観

 発売以来ご好評をいただき、広くご愛用いただいている計装用プラグイン形変換器「M・UNITシリーズ」は、各種機能の製品を取り揃え、多数の機種をラインアップしています。その中には、専用の「光ファイバケーブル(形式:AMPCP」を使用して、入出力間が数百kVもの超高耐圧絶縁という特長のある「オプト変換器(入力用 形式: OT、出力用 形式:OR)」と、「カップル変換器(入力用 形式:OTT、出力用 形式:OTR)」があります。

 このたび、これらの諸製品の後継機種として「オプト変換器(入力用 形式:OT2出力用 形式:OR2」と「カップル変換器(入力用 形式:OTT2出力用 形式:OTR2)、図1」、OT2OR2OTT2OTR2用「光ファイバケーブル(形式:AMPCP2)、図1」を新らしく近日中に発売することになりましたので、ここにご紹介します。

 たとえば、これらの変換器を半導体製造関連のイオン注入装置でご使用になる場合や、変電設備など配線に誘導ノイズが発生する環境でご使用になる場合などには、入出力の端子間に大きな電位差が生じる恐れがあり、そこでは超高耐圧絶縁が要求されます。今回ご紹介するオプト変換器カップル変換器は、アナログ信号もしくは熱電対からの信号を入力用(形式:OT2OTT2)に入力して光ファイバケーブルAMPCP2)にて出力用(形式:OR2OTR2)まで伝送することによりアナログ信号を出力するため、入力用と出力用の変換器間には数百kVもの超高耐圧絶縁機能があります。したがって、これらの変換器は前述した環境でご使用になることができます。

図2 カップル変換器(入力用 形式:OTT2と出力用 形式:OTR2)の組合せ例

 M・UNITシリーズは、対応する入力信号と出力信号、また機器電源としては豊富な種類を用意していますから、ご注文時に具体的にご指定ください。また、カップル変換器については、熱電対の測定対象を制御するための電圧パルス信号を図2に示すように出力用(形式:OTR2)に入力して、光ファイバケーブル(AMPCP2)にて絶縁した後に入力用(形式:OTT2)から外付けのSSR(Solid State Relay、推奨SSR:オムロン社製 形式:G3NA)を駆動させることができます。このたびの後継機種には電源ランプを搭載しているため、電源のON/OFF状態を目視で確認できます。また、光ファイバケーブルAMPCP2)のコネクタにはラッチ付きのものを採用しているため、より確実な接続が可能です。ケーブル長は10m、20m、30mの3種類からご選択いただけます。外観は図1に示すとおりです。

 エム・システム技研では、ここにご説明した製品以外にも多くのニーズに対応できる変換器をラインアップしています。詳しくはエム・システム技研のホームページで「変換器ナビ」をご参照ください。今後も製品ラインアップの充実やニーズにあった新商品を発売していきたいと考えています。つきましては、製品の機能・仕様についてのお客様のご意見、ご要望などをぜひエム・システム技研ホットラインまでお寄せください。

【(株)エム・システム技研 設計部】


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