エムエスツデー 2006年6月号

ホットライン日記

ホットライン

ホットライン日記 2006年6月

Question

現在、2線式流量発信器とディストリビュータ(形式:M2DYを使用していますが、このライン に2線式デジタルメータ(形式:43AL-Bを追加設置したいと考えています。しかし、単に直列接続したのでは流量発信器の最大許容負荷抵抗400Ωを超過してしまいます。何かよい対策はないでしょうか。

Answer

M2DYの入力抵抗は、信号取り込み部分に50Ωと、信号チェック端子 5 − 8 番部分に250Ωが あるため、合計で300Ωです(図1)。 5 番と 8 番の端子間を外部で短絡することにより、上記の250Ωを0Ωにして、M2DYの全入力抵抗を50Ωにすることができ、問題は解決します。ただし、このようにするとチェック端子は使用できなくなり、また、スマートトランスミッタへの対応もできなくなりますのでご注意ください。【山村】  

図1 MXVの前面パネル図と設定方法

 

Question

製造ラインにある直流モータの消費電力を管理室側で監視したいと考えています。使用モータの 定格はDC24V/DC40Aです。電力測定とデジタル表示を行うのに適した変換器、指示計はありませんか。

Answer

直流モータの電力測定は、直流入力変換器(形式:M2VS乗算器(形式:M2MLSの組合せで 実現できます。電圧値と電流値を別々にM2VSで取り込み、それぞれDC4~20mA信号に変換して、M2MLSで「電圧×電流」を計算させることにより、電力値を算出します。またデジタル表示については、M2MLSの出力を直流入力デジタルパネルメータ(形式:46DLに取り込むことで、管理室での表示が可能です。たとえば電圧値がDC0~30V、電流値がDC0~50Aの場合、M2MLSの出力信号DC1~5Vは0~1500Wとなり、46DLのスケール値を0~1500とすれば、測定電力値が表示できます。【野田し】

図2

 

Question

発電機の回転速度(パルス信号)を計測し、表示器にアナログ信号で表示させるため、パルスアナログ変換器の使用を検討しています。周波数が0~1000Hzの中で、計測したい範囲である500~600Hzの部分を拡大して表示させたいのですが、500~600Hzに対応するアナログ信号を0~100%で出力できる変換器はありますか。

Answer

ご質問のように、測定スパンとして中間周波数を設定する場合には、パルスアナログ変換器MXPAが好適です。MXPAはデジタル設定形のパルス→アナログ変換器であり、0%出力時の入力周波数の設定および100%出力時の入力周波数の設定をともにケース前面でのボタン操作で簡単に行うことができ、ご所望の機能を容易に実現します。【林】

図3

 

 

 


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