ホームプレスリリース:オープンネットワークに対応したBA(ビルディングオートメーション)用のI/Oカードと一体形入出力ユニットが登場
2019年8月28日
株式会社エム・システム技研
電電ポジショナカード 形式:R3-MEX2 |
熱量演算カード 形式:R3S-CM2A |
一体形入出力ユニット 形式:BA8BM-DAC8 |
株式会社エム・システム技研(本社:大阪市西成区南津守、社長:宮道三郎)は、BA用のI/Oカード(電電ポジショナカード(2019年7月発売)、熱量演算カード(2019年2月発売))と一体形入出力ユニット(2019年3月発売)の販売を法人向けに開始しましたのでお知らせいたします。目標販売台数は、年間各1,000台です。
I/Oカードは、専用の通信カードと組合せることでModbus上で使用することができます。また、一体形入出力ユニットは、BA用通信プロトコルであるBACnet MS/TPに対応しています。
多チャネル組合せ自由形リモートI/O R3シリーズ |
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電電ポジショナカード(形式:R3-MEX2)は、電動バルブ、電動ダンパなどのアクチュエータの開度を操作します。開度設定値と開度フィードバック信号の値が少なくなる方向にゼロクロス付SSR(ソリッド・ステート・リレー)でモータを駆動して開度を比例制御します。不感帯幅調整、再起動制限タイマが付いています。 |
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多チャネル組合せ自由形リモートI/O R3シリーズ |
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熱量演算カード(形式:R3S-CM2A)は、空調設備の冷水や温水の往還温度の差と流量から、消費された熱量と積算流量、積算熱量を演算します。エネルギー管理のための熱量演算や熱源の台数制御にご利用いただけます。1枚のカードに2チャネル収納しておりコストパフォーマンスにも優れています。 |
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リモート制御・監視システム BA8シリーズ |
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接点4点入力、リレー4点出力ユニット(形式:BA8BM-DAC8)は、通信部、電源部、入出力部が一体になった便利で経済的なオールインワン構造です。RS-485で通信を行うBACnet MS/TPに対応しています。入力は無電圧接点と兼用で積算パルスも入力できます。分電盤などからの電力パルスにもご利用いただけます。 |
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当社のBAコンポーネントは、Modbus、LONWORKS、BACnetといったオープンネットワークに対応した下記製品を取揃えています。オープンネットワークであれば汎用製品でシステム構築が可能になり、省エネ対策はもちろんのこと、ライフサイクルコスト(イニシャルコスト、ランニングコスト)の削減に貢献します。
Modbusはプロトコルがシンプルなので、色々な機器の通信に使えます。
LONWORKSはノード間で自由に通信できるため、マスタが不要です。
BACnetはマルチベンダーシステムの構築に便利です。
Modbus
Modbusは、Modicon社(現在は、Schneider Automation International S.A.S.)がPLC用に開発した通信プロトコルであり、その仕様は公開されています。Modbusで定義されているのは通信プロトコルだけで、通信媒体などの物理レイヤは規定されていません。
Modbusの通信方式にはバイナリデータを使うRTUモードと、文字データで通信するASCIIモードがあり、これらのモードの物理レイヤとしてはRS-232やRS-485などが一般的に使用されています。その他に、Ethernetのネットワーク上にModbusプロトコルのメッセージを組入れた通信方式もあります(Modbus/TCP通信)。
Modbusは、そのプロトコルの仕様が公開されているうえに、非常にシンプルであるため、BAやFA、PAなどの分野で広く使用されています。
・http://www.modbus.org/でプロトコル仕様書(PI-MBUS-300 Rev.J)を閲覧できます。
LONWORKS
LONWORKSは、米国Echelon社によって開発されたインテリジェント分散型のネットワークシステムに関するものであり、BA、およびFA、ホームコントロール、電気/ガスのモニタリングなど、世界中の広い分野で使われています。
LONWORKSの特長は、分散型のネットワークシステムにあります。ネットワークにつながれたセンサやアクチュエータなどのノードは、それぞれにインテリジェンスを持ち、ネットワーク上の他のノードと通信を行ったり、独自に制御を行ったりします。そのために、各ノードにはニューロンチップと呼ばれるインテリジェント素子が搭載され、制御プログラムが書込まれています。
LONWORKSの通信プロトコルはLONTALKと呼ばれ、物理層からアプリケーション層まで定義されています。物理層対応としては、専用の各種トランシーバ(LONチップ)が用意されています。
・http://www.enerlon.com/JobAids/Lontalk%20Protocol%20Spec.pdfでプロトコル仕様書を閲覧できます。
BACnet
BACnetは、ASHRAE(American Society of Heating, Refrigerating, and Air conditioning Engineers:米国暖房冷凍空調工学会)が推進するANSI/ISO規格であり、BAのためのオープンな通信プロトコルとして広く利用されています。
通信方式としては、使用するネットワーク層に対応してBACnet LAN(Ethernet、MS/TPなどを利用する通信)、またはInternet Protocol(IP)を使用したBACnet/IPがあります。
BACnetの特長は、ネットワーク上の物理的なデバイス(I/O)、およびデバイスが有するデータを抽象化されたデータ集合「オブジェクト」として定義し、オブジェクトにアクセスするための目的を分類した「サービス(標準手続き)」を規定している点にあります。このために、機器メーカ独自のインタフェースが不要になり、異なるメーカの機器間の相互運用が容易になります。
・http://www.bacnet.org/でBACnetの最新情報を確認できます。
DDC(ダイレクトデジタルコントローラ)
DDCは現場に設置される自律分散形のコントローラで、上位SCADAや他の制御機器と通信を行います。分散形コントローラは万一ネットワークが遮断されても、現場の制御は影響なく継続します。
VAV(バリアブルエアボリューム)
VAVは給気風量を可変して室内の温度制御を行います。
FCU(ファンコイルユニット)
FCUは個別に仕切られた会議室や外気温度の影響を受けやすい窓側など、AHU(エアハンドリングユニット)だけでは温度制御ができないエリアの冷暖房を行います。FCUの制御機能は温度制御のみで湿度制御はできません。
本件資料(PDF):1.8MB
製品写真・ロゴ(ZIP):8.5MB(製品写真JPG 8点、社名ロゴPDF 1点)
本件に関するお問合せ
・製品に関するお問合せ:(株)エム・システム技研 カスタマセンター
電 話: 0120-18-6321 / 06-6659-8200
e-mail : hotline@m-system.co.jp
・本プレスリリースに関するお問合せ:広報部
電 話: 06-6659-8202
以 上