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HMI総合パッケージソフトウェアSCADALINXpro® システム概要

SCADALINXproは、Ethernetを介してリモート監視・操作機能を提供するクライアント/サーバシステムです。
SCADALINXpro Serverは、ネットワークに接続された各種入出力機器からデータを収集する機能や収集データを格納するトレンドサーバ/アラームサーバ機能をもちます。
さらに、ネットワーク上に設置されたSCADALINXpro Browserからの呼び出しに応じて、SCADALINXpro Browserに情報を提供します。
SCADALINXpro Browserを利用してSCADALINXpro Serverの監視画面を表示します。
SCADALINXpro Browserに表示される画面を操作することによって、SCADALINXpro Serverがもつ各種データを操作できます。

機能紹介

ライセンスキー(USBキー)

SCADALINXproを購入すると、ライセンスキー(USBキー)が1つ提供されます。SCADALINXpro Serverを動作させるためにはライセンスキー(USBキー)がパソコンに接続されている必要があります。ただし、 制限モード(連続オンライン時間2時間まで)で開発を行う場合、ライセンスキーは必要ありません。
開発作業は制限モードでも進めることができます。ライセンスキーが1つしかない場合でも、複数人のエンジニアチームによって、複数台のPCを使って並列的に開発作業を進めることができます。

2重化機能

2重化機能により停止できないシステムをサポートします。メイン機とサブ機は常に同一のログ情報が保持され、万が一のときのため、サブ機はバックアップ機として待機します。
以下の構成で運用する場合、メイン機とサブ機にそれぞれライセンスキーが必要となります。

2重化構成による運用中は、サーバプロセスはメインのServer上でのみ実行され、サブのServerは2重化切替えの発生まで待機状態となります。2重化の切替えが発生すると、それまで待機していたサブのServer は自動的にメインに昇格し、サーバプロセスを開始します。また、クライアント画面を表示しているBrowserは、現在メインとしてServerが稼動しているPCと自動的に通信接続します。メイン、サブ間で2重化の切替えが行われると、Browserはメイン、サブの切替わりに追従し、自動的に通信接続を切替えます。

2重化機能

ライブラリ

ライブラリとは完成度の高い部品の集合であり、ユーザーは目的のライブラリを自由に利用することができます。
フレームライブラリ、画面ライブラリ、部品ライブラリの3種類をご用意しています。そのまま使え、カスタマイズもできます。グラフィック画面の開発効率を向上させます。

フレームライブラリ

【フレームライブラリ】

汎用的な監視システムのひな形となるライブラリです。

画面ライブラリ

【画面ライブラリ】

トレンドグラフ画面、アラームサマリ画面、
デマンド監視画面などのような機能個別の完成度の高いライブラリです。

部品ライブラリ

【部品ライブラリ】

数値表示、数値入力、グラフィックシンボルなどの部品を、
部品ライブラリとして豊富に用意しています。

ビジュアルテーマ

SCADALINXproには、「ビジュアルテーマ」という表示切替機能が用意されています。
ビジュアルテーマを切替えることにより、画面表示の体裁を動的に切替えることができます。
例えば、SCADALINXproのフレームライブラリの「標準フレームワーク」では、メニューに表示されている「ビジュアルテーマ」を切替えることにより、表示色やボタンの表現(3D的な表示か、フラットな表示)を運用中に切替えることができます。

【ビジュアルテーマ名「GRAY」選択時】

ビジュアルテーマ名「GRAY」選択時

【ビジュアルテーマ名「BLACK」選択時】

ビジュアルテーマ名「BLACK」選択時

アラーム機能

アラーム信号を検知してアラームの警報音通知、メール通報など、様々な形でアラーム通知できます。
表示方法としては、サマリ表示、リアルタイム表示、ヒストリカル表示の3種類が用意されており、現在発生中のアラームの動的表示(サマリ)や、過去に発生したアラームの履歴(ヒストリカル)を表示することができます。

【アラーム履歴画面 / アラームサマリ画面】

アラーム履歴画面 / アラームサマリ画面

トレンドグラフ機能

リアルタイム表示、履歴表示を兼ね備えています。複数のペンを同時に表示でき、グラフの表示方法も目的(時間軸など)により選択できます。グラフ上に表示するペンの設定は、オンライン中にオペレータが自由に登録・変更でき、複数のペンを組合せてグルーピングすることもできます。比較トレンドグラフは、違う時系列を比較して表示できます。表示も縦に並べて表示したり、重ねて表示したりすることができます。

【トレンドグラフ画面】

トレンドグラフ画面

【比較トレンドグラフ画面】

比較トレンドグラフ画面

レポート機能(日報、月報、年報)

リモートI/Oやテレメータ、PLCの信号をロギングし、ロギングしたデータを利用して日、月、年のデータ(帳票)として自動集計します。集計したデータは画面上に表示して、プリンタへの印刷、Excel帳票の生成、および帳票データのCSV保存、集計データの手修正などができます。また、帳票のレイアウト(ページ単位と列情報の設定)は運用中でも自由に変更ができます。

【日報画面】

日報画面

エネルギー管理(EMS)

電力使用量をグループ化して、エネルギーの見える化を実現します。
例えば、時系列ごとに比較することができます。

【エネルギー管理画面】

エネルギー管理画面

デマンド監視

受変電設備などから取込んだ使用電力量の計量値(計量カウンタ値)に基づいてデマンド電力を算出し、現在のデマンド電力の推移状況をデマンド監視グラフとして表示します。
また、電力量の増分値からデマンド時限単位(30分単位)のデマンド電力値の予測を行い、あらかじめ設定されたデマンド警報のしきい値に対して予測値が超過しないかどうかを監視し、超過を検出した場合はデマンド警報を発報します。

【デマンド監視画面】

デマンド監視画面

散布図グラフ

2系統のロギングデータを散布図グラフに表示することで、データ間の関連性を分析できます。
例えば、消費電力量と外気温度の関係を確認することで、エネルギー消費の関係が見えてきます。

【散布図グラフ画面】

散布図グラフ画面