エムエスツデー 2005年2月号

ホットライン日記

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ホットライン日記 2005年2月

Question

薬品保管室(クリーンルーム)の室内温度監視を行っています。クリーンルーム内には、数箇所に温度測定器を設置して、温度測定を行っています。1箇所でも温度が上昇し、規定値以上になったときに警報を出力させたいのですが、温度変化の推移を含めて監視するにはどうしたらよいですか。

Answer

パソコンとチャネル間絶縁、12点ユニバーサルアナログ入力 PCレコーダ(形式:RZMS-U9)を使用されるとよいでしょう。RZMS-U9は、入力信号として熱電対、測温抵抗体などからのアナログ信号を取り込むことが可能です。また、取り込んだ信号の値を規定値と比較し、一括で警報接点信号1点を出力できます。図1に示すように、測温抵抗体からの信号をクリーンルームの外に置いたRZMS-U9へ取り込み、パソコンでトレンド画面を監視することが可能になり、またパソコンで設定した警報設定値を超えると、一括でRZMS-U9から警報接点信号を出力することができるため、クリーンルーム内の温度の異常を即時にとらえることが可能です。【林】

図1

 

Question

既設の盤に避雷器を設置しようと考えています。親側の盤から屋外にある子側の盤(3箇所)に電源AC100Vを供給しています。子側の盤には、各々に電源用避雷器(形式:MMA-100)をすでに設置しているため、供給側に保護用避雷器を設置することになります。どのような避雷器をどのように設置すればよいでしょうか。

Answer

素子交換形中容量電源用避雷器(形式:MMH-130)のご使用を提案します。MMH-130の最大負荷電流は30Aです。また、搭載されている避雷ユニット(形式:MEH)はプラグイン形になっているため被雷障害時には交換が可能です。なお、異常警報接点出力および異常表示モニタランプ付きです。配線については、図2に示すように、親(電源供給)側に遮断器を設置した後MMH-130の[4][5]端子を接続し、雷サージの進入側に[1][2]端子がくるようにします。これは、[1][2]端子間に取り付けられている1次放電素子が避雷ユニットへのサージ負担を低減させるためです(他の電源用避雷器を今回のような用途に使用される場合は、内部回路に違いがあるためご使用に先立ってお問い合わせください)。【井上】

図2

 

Question

Windows98搭載の古いパソコンを有効活用して、エム・システム技研のPCレコーダを使用し、トレンドグラフ表示とCSVファイル自動保存を実現したいと考えています。パソコンの解像度は800×600ドット(SVGA)です。また、アナログ入力点数は約100点あります。何かよい方法はありませんか。

Answer

SVGA対応128チャネルPCレコーダソフト(MSR128LS)のご使用をおすすめします。入力点数が多いので、PCレコーダ用入出力ユニット(R1M-GH2R1MS-GH3RZMS-U9)をお使いください(図3)。MSR128LSは最大120点まで処理することができ、解像度800×600(SVGA)のパソコンにも対応できます。なお、エム・システム技研のホームページ(https://www.m-system.co.jp/)からMSR128LSのデモ版と取扱説明書をダウンロードしていただけますので、ぜひお試しください。【野田】

図3

 

Question

以前、異常通報装置としててれまる(形式:TLO)をお客様に納入しました。現在、音声通報4箇所、DoCoMoの携帯電話のショートメールに4箇所のメッセージを通報するように設定していますが、音声通報とメール通報の登録件数をもっと増やしたい、かつDoCoMo以外の携帯電話にもEメールでメッセージを送信できるようにしたい、というご要望をいただいています。対応できる製品はありませんか。

Answer

Webロガー(形式:TL2W2-S)によって実現できます(図4)。まず、てれまると同様に音声通報機能はオプションで設定できます。また、メールでの通報機能はてれまるのショートメール機能とは違いEメールになるため、Eメールを受信できる携帯電話であれば、携帯電話のメーカーを問わず通報が可能です。登録件数についても音声通報8箇所、Eメール通報8箇所とてれまるより多くなっていますし、入力信号もI/O内蔵タイプの製品でAi 8点、Di 12点を取り込めるようになっています。なお、Eメール通報を行うには、プロバイダとの契約およびTL2W2-S自身に設定するEメールアドレスの取得が必要です。【西谷内】

てれまるはエム・システム技研の登録商標です。

図4


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