エムエスツデー 2010年10月号

アプリケーション紹介

風力発電装置

業界 電力監視 採用機種 電力用小形マルチトランスデューサ電力マルチメータ
WebロガーテレメータD3シリーズ避雷器
無線データ通信モデム

装置概要  装置名:風力発電装置

 風力発電装置とは、風の力で風車を回し、その回転運動を発電機に伝えて電気を起こすシステムです。風のエネルギーの約40%を電気に変換できる、効率の良い発電システムです。

 発電能力は、風車1基で数100 kW~5 MW 程度であり(日本では1 MWクラスが主流)、ローター直径は約40~100mです。

風力発電装置の概略図とウインドファーム(風力発電所)

採用機種
電力用小形マルチトランスデューサ、電力マルチメータ、Webロガー、
テレメータD3シリーズ、避雷器、無線データ通信モデム

採用機種  Webロガー TL2W、M5・UNIT、避雷器 N-PE間保護用避雷器(国土交通省公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)準拠品)(形式:MAKN) Ethernet用避雷器(PoE/10 BASE-T/100 BASE-TX/1000 BASE-T)(形式:MDCAT) Webロガー(I/O内蔵形、Ethernet用)(形式:TL2W-ES) 無線データ通信モデム(形式:RMD2) 電力用小形マルチトランスデューサ(形式:LSMT3) 電力マルチメータ(4点指示形)(形式:54U) 電力マルチメータ(4点指示形)(形式:53U) テレメータ D3シリーズ

アプリケーション紹介  風力発電装置における計装アプリケーション

 風力発電装置は、年間を通して強い風が吹く場所などの立地条件の制約から、都会から離れた遠隔地に設置される場合が少なくありません。

 また、設備は無人かつ自動運転が一般的であり、運転・保守を行っていくためには、遠隔地からでも正確に現地情報を把握し、運転支援を行う必要があります。

 エム・システム技研の各種製品は、風力発電設備の運転支援システムにおいて以下のような用途でお役に立つことができます。

 (1) 電力マルチメータ/電力用小形マルチトランスデューサ:
 電圧、電流、周波数、電力、電力量など、 発電電力の多要素の計測を行います。

 (2) Webロガー:
 前項の各種計測値や風速、回転数、警報信号などのデータを随時取り込み、現場で収 録します。

 なお、これらのデータは、インターネットやイントラネット経由で、遠隔地のPC(Webブラウザ)から リアルタイムで監視することができます。

 (3)無線テレメータ:
  インターネットやイントラネット接続ができない場合でも、無線テレメータで計測 信号を遠隔地※1まで伝送することができます。

 ※1.無線の到達距離はおおよそ3km以内です(見通し距離)。

 (4) 避雷器:
 
電源用避雷器やEthernet用避雷器、その他各種信号用避雷器が、機器の雷保護対策に有効です。

風力発電装置における計装アプリケーション

風力発電装置における計装アプリケーション拡大図


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